家づくりで失敗しないために。ハウスメーカーと工務店の違いとメリットデメリットを解説。

本サイトは広告が表示されます

家を建てたい!っていざ思っても、何から始めればよいのかよく分かりませんよね。

高い買い物だから絶対に失敗したくない、でもどの施工メーカーで建てれば良いの?
しかも、施工メーカーと一様に言っても、大手のハウスメーカーから地元の工務店まで選択肢はたくさん。

こんな悩みが多いかと思います。

実際、ハウスメーカーと工務店どちらが良いか、という判断は一概には出来ません

この記事では、ハウスメーカーと工務店の違いとメリット、デメリットについて解説しています。
是非最後まで読んでいただいて、施工メーカー選びにお役立てください。

★ネットから無料で、間取りプランと見積もりを貰いませんか?[PRタウンライフ]

理想の家を建てるために、見積と間取りプランはたくさんの会社から貰いましょう。

hu-chan

でも、たくさんの会社と何時間も打ち合わせするのって大変だよね

mai

ネットからの一括申請ならビックリするくらい簡単だったよ

  • 完全無料
  • ネットから一括で複数社に依頼
  • 簡単にハウスメーカーを比較できる

☆ 簡単3分、ネット完結 ☆

目次

ハウスメーカーとは

広告やCMで見かける、もしくはよく名前を聞くような大手の住宅メーカーをハウスメーカーと呼びます。

上場企業であることも多く建築実績も多いため、倒産などのリスクは少ないです。

また、建築に関わる大部分が標準化されているため、高い品質での家づくりが可能です。

工務店とは

一般的には県内、もしくは市町村内での住宅建設を行う「地域密着型」の中小企業を工務店と呼びます。

大手ハウスメーカーに比べ設計の自由度が高く、詳細までこだわった希望の間取りを実現できる可能性が高いです。
また、宣伝費が少ないため大手ハウスメーカーと比べて、建設費用は安い傾向にあります。


工務店には独立型の工務店とは別に、フランチャイズ型の工務店があります。

例えば、アメリカンスタイルの家を専門に扱うメーカー(本部)と契約している工務店がフランチャイズ型となります。
その場合、本部にて管理する専門的な住宅図面や材料、技術などを使用することで、
普通のハウスメーカーでは規格外のため建築が出来ないデザイン・機能の家を建設することが可能です。

また、フランチャイズ型工務店の場合は、「本部の審査を通った工務店」となるため、
技術的な保証もされている、とも考えられます。

ハウスメーカーと工務店の違い

ハウスメーカー工務店
会社規模会社規模が大きい。
建築実績が豊富。
倒産の可能性は低い。
大企業ならではの良さがある。
会社規模は小さい。
建築実績は少ない傾向。
融通が利きやすい可能性あり。
技術者との直接的なやりとりが可能。
価格価格帯が把握しやすい。
工務店より高い傾向。
各工務店によって違う。
ハウスメーカーより安い傾向。
独自のサービスを提供している可能性あり。
設計の自由度標準化されている。
制約があり、規格外の希望には対応できない。
自由度が高い。
会社によって得意・不得意がある。
工期2~4ヶ月。ハウスメーカーより長い傾向。
情報収集の
しやすさ
評価サイトなどから情報収集可能。
建築後、数年たってからの状態についても情報あり。
情報収集できる現場が多い。
ハウスメーカーと比べて情報が少ない。
モデルルーム・完成見学など出来ない場合が多い。
見積もり精度精度が高い傾向。各工務店によって違う。
契約するまで見積もりの内訳が分からないこともある。
アフター
メンテナンス 
長期の保証を受けることが可能。
途中で追加費用がかかることを前提とした長期保証もある。
各工務店によって違う。
地元密着だからこその、親身な対応を受けられる可能性あり。
坪単価の
算出方法
延床面積にて計算することが多い。施工面積にて計算する場合がある。

ハウスメーカーと工務店のメリット、デメリット

会社規模

ハウスメーカー

メリット:
会社規模が大きく全国各地に営業拠点があるため、建築実績が豊富です。
上場企業も多くあり、倒産の可能性は低いと言われます。
建築実績や倒産の可能性が低いことから安心、安全と考えられます。

また、会社規模が大きいため業務は縦割りとなります。

縦割りとなると企業としてのデメリットもあるのですが、縦割りならではの良さもあります。
例えば、承認体制が整っているため、担当者の独断で家づくりが進むことがありません。
また、各担当者の役割が明確となっているため、その分野のプロフェッショナルが対応してくれます。

デメリット:
特筆することはありません。

工務店

メリット:
小規模であるからこそ、設計や費用・工期などで融通が利くことがあります。
また、専門知識を持った技術者と直接的な打ち合わせを行うことで、
細かい箇所まで希望に沿った高品質な建設が可能となります。

デメリット:
県内、もしくは市町村内に限定される規模であるため、建築実績はハウスメーカーと比べると非常に少ないです。

また、小規模イコール倒産リスクが高い、という訳ではありませんが
経営状況を含めた会社の善し悪しの判断がご自身で必要になります。

価格

ハウスメーカー

メリット:
材料や工法などがある程度標準化されているため、見積もりを取る前でもSNSなどから価格帯を把握しやすいです。
そのため、メーカーと打ち合わせを重ね、見積もりを貰った後、予算から大きく外れていた、
といったことが少なく、スムーズに家づくりを進めることが可能です。

デメリット:
宣伝費や大手ならではの人件費などが必要になり、一般的には工務店より高い傾向にあります。

工務店

メリット:
宣伝費やモデルルームの展示などが少なく、余計な中間マージンも少ないです。
そのため家の品質を落とすことなく、ハウスメーカーより安く建てられる傾向にあります。

また、工務店として独自のサービスを提供している場合もあります。

めずらしい例としては、契約前に無料でファイナンシャルプランナーとの打ち合わせをしてくれるところもあります。
そのため、ご自身の家計にあったローンの返済計画を検討したうえで、家づくりを進めることができます。

このように非常に施主に寄り添った考えを持った工務店もあります。

デメリット:
各工務店によって価格が大きく違うため、ある程度の図面作成と見積もりを依頼しなければ
価格帯を把握することが難しいです。

※施主とは:建築主のこと。不動産関連において、家の建設を発注した人。

設計の自由度

ハウスメーカー

メリット:
外壁や間取り、デザインや設備が標準化されており、決められたカタログから選ぶことが出来ます。
各メーカーにて適切に評価されたものが標準となっているため、標準から選ぶことで安心安全の選択が可能となります。

デメリット:
規格外、オプションなど制約があります。規格外の希望は、基本的には対応できないと考えておいた方が良いでしょう。

工務店

メリット:
設計の自由度が高いため、希望の間取りやデザインが出来ます。

デメリット:
会社によって得意・不得意がはっきりしています。
希望の設計要件が有った場合、「出来るけど得意ではない」という会社は選ばないように
ご自身で判断する必要があります

工期

ハウスメーカー

メリット:
会社によって違いますが、2~4ヶ月の工期で安定しています。

デメリット:
特筆することはありません。

工務店

メリット:
請負件数の状況によっては融通が利く場合があります。

デメリット:
基本的にはハウスメーカーより長い傾向にあります。
また、職人の確保状況などにより大幅に工期が伸びる可能性もあり、ハウスメーカーと比べると安定性が劣ります。

情報収集のしやすさ

ハウスメーカー

メリット:
施工エリアが広く、建築実績も多いため口コミや評価サイトなどから情報収集ができます。

建築後の状況をSNSなどで発信している施主も多く、建築年数がたってからの状態についても情報を集めることが出来ます。

また、モデルルーム見学、完成見学会、工場見学など、情報収集ができるタイミングも多くあります。

デメリット:
モデルルーム見学や完成見学会にて情報収集をする場合、どうしても営業の方とのやりとりが発生します。
取りあえず見学やパンフレットが欲しい、だけであっても手間となります。

工務店

メリット:
地元密着型の工務店であれば、親戚が建てた・同じ地域の人が建てた、
といった比較的近い人から情報を聞くことが出来るかもしれません。

ただし、情報量としては大手ハウスメーカーと比べると、非常に限定されます。

デメリット:
建築実績がハウスメーカーに比べて少ない傾向にあるため、口コミや評価サイトなどの情報がどうしても少なくなります。

モデルルームの展示や工場見学などを実施している工務店は少なく、情報収集の場が限られます。
また、建築実績が少ないということは、完成見学会の数も少ないため、実際に人が住む家を見る機会も限られます。

見積もり精度

ハウスメーカー

メリット:
建築部材や設備、また見積もり作成までのプロセスが標準化されているため、見積もり精度は高い傾向にあります。

見積もり作成のための事前打ち合わせが1~2回の会社の場合、見積もりの内訳は15~20項目程度となることが多いです。

事前打ち合わせが3~4回の会社の場合、内訳は40~50項目程度となることが多く、ある程度細かな金額を確認できます。
そのため、契約前になるべく詳細の見積もりが欲しい場合は、事前打ち合わせに時間をかけて
希望の条件を細かく伝えた方が良いでしょう。

デメリット:
多い場合4回程度の打ち合わせが必要となります。

また、メーカーによっては建設地の事前確認や、ローンの事前審査などを行わないと
見積もりが出ない場合もあり手間がかかります。

工務店

メリット:
各工務店によって見積もり精度や見積もりまでのプロセスが違うため、一概には判断できません。

デメリット:
工務店によっては、契約するまで見積もりの内訳が分からないこともあります。

アフターメンテナンス

ハウスメーカー

メリット:
30年保証や60年保証といったアフターサービスを提供するメーカーもあり、長期の保証を受けることが可能です。

会社規模が大きいことから倒産の可能性が低いと言え、
建設した会社で長期に渡ってアフターメンテナンスを受けることが可能です。

デメリット:
長期保証を受けられるといっても、もちろん無償ではなく費用は建設費に含まれていると考えた方が良いでしょう。

また、メーカーによっては、保証途中で追加費用がかかることを前提としている場合があるため、
アフターメンテナンスの内容について細かく理解しておく必要があります。

工務店

メリット:
地元密着だからこそ、大手ハウスメーカー以上の親身な対応を受けられる可能性があります。

デメリット:
アフターメンテナンスの充実や考え方は、各工務店によって大きく違います。
そのため、内容を細かく理解しておく必要がります。

坪単価の算出方法

坪単価の算出方法はハウスメーカーと工務店で違う場合があります。

メリット、デメリットで考える項目ではありませんが、算出方法を理解しないまま坪単価を見てしまうと
正しい判断が出来ず、本当は高いのに安く見えてしまうことがあります。

算出方法を正しく理解して、同じ条件で各社の見積もりを比較できるようご注意ください。

ハウスメーカーの坪単価算出方法

建物の本体価格を延床面積で割ることで算出することが多いです。
延床面積とは各階の合計床面積です。延床面積には基本的にはロフトや玄関、ベランダなどは入りません。

つまり、施工面積で計算した場合と比べて割高に見えてしまいます。

工務店の坪単価算出方法

建物の本体価格を施工面積で割ることで算出することがあります。
施工面積とはロフトや玄関、ベランダなども含んだ、大工さんが建築した箇所の合計面積となります。

※外構工事部分である庭や塀などは、施工面積に入りません。

つまり、延床面積で計算した場合と比べて割安に見えますので注意が必要です。

まとめ

この記事では、ハウスメーカーと工務店の違いとメリット、デメリットについて解説しました。

ハウスメーカーは建築実績が豊富なだけあって各項目でメリットが多いです。

しかし、注文住宅を建設するために非常に重要となる、設計の自由度と価格については
工務店にもメリットが大きくあります。

そのため、ハウスメーカーと工務店どちらが良いか、という判断は一概には出来ませんが、
違いとメリット、デメリットについて正しく理解していただき施工メーカー選びにお役立てください。

mai
「しあわせ住宅LABO」を運営していますmaiです。

当サイトは工務店で平屋の建設を進める夫婦の頑張りを記録しています!
私たちが家づくりを始めたのは2021年。
なんとそこから2年もの間、「家づくり」について調べつくして慎重にメーカーを決めました。
そして2024年3月に完成。
注文住宅の建設について、知識や経験、生の声をオンタイムで発信しています。
また、ハウスメーカーや工務店で注文住宅を建てた方にインタビューした体験談も紹介していますよ。

テーマは「幸せになるための家づくり」。
家づくりに興味がある、もしくは家づくりを始められている皆さんに対して
少しだけお力になれるかもしれません。
目次