【工務店で建てた31坪の平屋】間取りと総額・体験談を写真付きで大公開！

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注文住宅で建てた平屋に興味がある

工務店の建築費用の総額や内訳が知りたい

住んでからのリアルな体験談を読みたい

工務店で建てた平屋の実際の写真が見たい

最近、建築数が増えてきている平屋住宅。

動線がコンパクトで家事がしやすく、暮らしやすい！と人気が高まっています。

shi_ba521さんのプロフィール
• 家を建てたときの年齢：32歳
• 家族構成：夫婦、犬2匹
• 世帯年収：980万円
• 頭金：819万円
• 借入金：4200万円
• 月々のローン支払い額：11万円
• ローン年数：35年
• 住宅購入のための総見積り数：2社
• 総見積りを取ったメーカー：一条工務店、カスケホーム
• 建てた都道府県：広島県
• 坪数：31.3坪
• 間取り：平屋、4LDK

こんなことを解説しています

工務店で建てた平屋の間取りと外観

実際にかかった建築費用の総額と内訳

他ハウスメーカーで平屋の見積り例

平屋に住んで感じた魅力やメリットと注意点

家づくりを始めたなら、無料のカタログ請求を使わないと後悔するかも

・知らなかったハウスメーカーや工務店を知ることができる。
・家づくりのヒントやアイデアを学べる。
・自分が希望する条件のイメージが膨らむ。
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間取り・外観

希望した条件

shi_ba521さんが見積を作ってもらうため、希望した条件をご紹介します。

• 30坪程度の平屋
• 家族が帰ってきた際に必ずリビングを通る間取
• 夫婦共にリモートワークの為、書斎をそれぞれ1部屋ずつ計2部屋
• 犬が外と屋内を出入りできるように、妻の書斎に犬用ドアとして開閉式の小窓を設置する
• 洋室は2部屋（内1つは10畳で将来的に仕切れるもの）
• カウンターキッチンからリビング全体が見えるような配置
• キッチン・リビングから庭（犬用庭）が見える大きな窓を設置
• 75インチの壁掛けTVが付けられる壁スペースの確保、TVコードは見えないように埋め込みタイプ
• 洗濯物は部屋干し希望の為、ランドリールームがほしい（竿を2本設置）
• 趣味のサッカーでの汚れ、犬の土汚れ等を洗う為、ランドリールームに深めのスロップシンクを設置
• 玄関横に手洗い場の設置（感染対策として来客の手洗い用と、朝の準備で手洗い場が2つあればストレスを感じないため）
• ルンバが全部屋を掃除できるように、各部屋に段差をつけない
• 犬が屋内ですごせるように土間を広めにしたい
• ウォークインクローゼットを生活感がでないように目立たない場所に配置
• 寝室窓はカーテンをつけると掃除が面倒な為、すりガラスにしたい
• 太陽光発電を付ける（予算の関係で10年間は屋根貸し、10年後より無償で自身のものにできるタイプが希望）
• 太陽光の発電効率を良くするため、屋根を片流れの南向きにする
• 外壁は黒のガルバリウム鋼板

太陽光発電の屋根貸しとは

太陽光発電の事業者に自宅の屋根スペースを貸し出すこと。

売電収入は事業者のものになるが、設置費用や契約中のメンテナンス費用は事業者が負担するといったメリットがある。

電力会社と格安の太陽光発電所有者プランを利用できれば、契約中の電気代が割安になる場合も。

間取り

間取りの満足・こだわりポイント
• 大きな窓によってリビングのテレビを見る位置からでも、キッチンからでも外の様子が見える。
• キッチンにいながらリビングのテレビが見ることができる配置にしたこと。
• 屋根を片流にしたためリビングが天井高になり、より広く感じることができる。
• 機密性が高い構造を利用し、各部屋にファンを設置することでリビングのエアコン1台で全部屋が快適に過ごせるようにした。
  結果、寝室のエアコンを使用することなく、また書斎にはエアコンがないが快適に過ごせている。
• 書斎は3.0畳と2.0畳だが、仕事に集中できるちょうどいい広さだった。
• ランドリールームとウォークインクローゼットを隣接したことで、ランドリールームでの部屋干し後にすぐに衣服の片付けができ、動線が楽。
• 工務店からは収納スペースが少ないことを心配されたが、現在でも余裕がある。
  新居へ引っ越し後はモノを買う量も減ったため、収納スペースは広く取らなくて正解だった。
• 風呂の窓は、掃除が面倒・昼間に風呂に入ることがなく日当たりは関係ない、との理由より付けなかったが正解だった。

間取りの後悔ポイント
• リビングの大きな窓は構造上、中心に横柱が必要で2分割の窓になったが、外を見る際に柱が邪魔だと感じる。
• 片流れの屋根なので天井裏にスペースがあるが、収納スペースにしたい等の要望を出していなかったため、何も活用ができなかった。
• 土地が広すぎた。庭の手入れが大変。

外観図と写真

 外観に関しては「周りが2階建だけということもあり、通行人が平屋の目新しさと外観のカッコよさを感じてる声をよく耳にする」とのこと。

見積り

総額

総額：26,909,091円（税込み）

見積り・設備の満足ポイント
• ペットドア代わりに開閉式の小窓を付けたので、犬がストレスなく屋内外を行き来できている。
• 生活感が出ないように、テレビ配線・レコーダーを見えない場所に配置した。
  またその下にルンバ基地スペースもつくり、シンプルで広々としたリビングになった。
• ランドリールームには深いスロップシンクを設置、汚れを洗いすぐに洗濯、部屋干しまでできるのでランドリールームで完結できる。
  またアイロン用の棚を造作で作り、部屋干し後すぐにアイロンがけができるようにした。

見積り・設備の後悔ポイント
•  キッチン奥の窓は隣家から見えるため、すりガラスにすればよかった。
• 将来子どもが生まれることを考えて、リビングでの勉強机や物置に良いとテーブルをつけたが、今の所必要がなく無い方がよりリビングが広くシンプルにできた。
• 私の書斎の壁紙をコンクリート調にしたが、監獄のような雰囲気になった。
  妻の書斎のように、少し明るい壁紙にすればよかった。

工務店に感じた魅力やメリット
• 注文住宅・平屋としての自由度が高く、「犬を飼う前提の間取」「今後子供ができた際の間取」「老後も考えた間取」について予想以上の提案をしてくれた。
• 当時の居住地が遠方ではあったが、WEB面談を頻繁に行っていただき、細かい打合せをかさねることができた。
  また、打合せの都度VRを作成・更新し、イメージがしやすく、相違点がないことを細かく確認できた。
• キッチン・風呂等、好きなメーカーの選択が可能（注文住宅の場合、標準の設備はほとんどない）。
• 造作での対応が可能（洗面台・手洗い場・棚・テーブルは造作）。
• 家族が増えた際や設備が老朽化した際はリフォーム対応をしてもらえる。

またshi_ba521さんがお世話になったカスケホームは、機密性の高い家づくりが特徴の工務店です。

「平屋にすることでより機密性が上がり、全館空調不要で光熱費が結果的に安くなる」ことが、カスケホームで平屋を建てる決め手になったと答えてくれました。

工務店の注意点や懸念ポイント
• お世話になった工務店は主事業がリフォーム・リノベのため、新築の際は職人の確保等の必要があり着工まで時間がかかる。

• 工務店は大手ハウスメーカーと比べて新築戸建は年間に10～15棟と少ない会社が多いため、標準モデルが少ない。

またカスケホームは地域密着型、対応エリアは岡山県内と限定的です。

メーカーごとの平屋を比較

参考ハウスメーカー	総額
セキスイハイム	3682万円
タマホーム	2700万円
一条工務店	3263万円
パナソニックホームズ	3025万円
ミサワホーム	2815万円

同じ条件でも総額の差が大きく、実際にハウスメーカーに見積りを取ってみないとわかりません。

平屋に感じたメリット

平屋に住んでみて感じたメリット

2階への上り下りのストレスがない

モノの収納や動線がコンパクト

お掃除ロボットで全部屋の掃除ができてとてもラク

周りの家の日当たりに影響を与えない

屋根の面積が広く太陽光パネルを最大まで設置できる

2階への上り下りのストレスがない

階段がないフラットな間取りなので、生活の中で2階への上り下りをすることがありません。

そのため一日を通してフラットな暮らしができ、階段を何度も通るストレスを感じずに過ごすことができます。

モノの収納や動線がコンパクト

平屋は部屋が横につながった間取りなので、二階建てよりも動線がコンパクトにできます。

部屋同士を近くできる分、収納も使う場所の近くに作りやすい間取りです。

お掃除ロボットで全部屋の掃除ができてとてもラク

階段がないということは、全部屋をロボット掃除機が移動できる！ということ。

設計時に段差ができないようにしておけば、毎日の掃除を任せることができます。

周りの家の日当たりに影響を与えない

家を建てると周囲に日陰を作ってしまうため、どうしても隣の土地に影響が出てしまいます。

しかし平屋であれば二階建てよりも高さが低い分、影響を最小限に抑えることができるのです。

屋根の面積が広く太陽光パネルを最大まで設置できる

平屋は床面積に対する屋根の面積が広いため、太陽光パネルをより多く設置することができます。

また屋根の高さが低いとメンテナンスがしやすい、というメリットも。

太陽光発電と平屋は、とても相性の良い組み合わせだと言えます。

平屋に住んでみて感じた注意点

平屋に住んでみて感じた注意点

生活音が聞こえやすい

広い土地でないと日当たりが悪くなる

二階建てと比較すると費用が高くなる

動線がコンパクトで部屋同士の距離が近いのがメリットである一方、「他の部屋の生活音が聞こえやすい」というデメリットも。

間取りを考える際には、リビングと寝室は離したり間に廊下を入れるなど音が伝わりにくい工夫が必要です。

また周囲に建物があると家の日当たりが悪くなるので、広い土地が必要になります。

さらに同じ延べ床面積の二階建てと比べた場合、平屋の方が建築費用は高くなるのが一般的。

基礎と屋根がすべての面に必要になる都合上、余分に費用がかかってしまうためです。

まとめ：平屋は動線がコンパクトで掃除や移動がしやすい

取材から、平屋は「お掃除ロボットとの相性が良い」「周囲に日当たりの影響を与えない」などの良さがあると分かりました。

部屋同士の距離が近い分掃除や片付けもしやすく、家事効率の良い暮らしを希望している人にオススメです。